対物賠償保険 借り物

自分が借りていたものは補償されない

  • 車で旅行中に事故をおこしてしまい、

    車内に積んであった友達から借りていたビデオカメラが壊れてしまいました。

  •  

  • 自宅駐車場に車を停めようとしたところ、ハンドル操作を誤り、

    友達から借りていた自転車を轢いて壊してしまった。

 

どちらの例も壊れた物は「友達の物」ですから、対物賠償保険の対象となると思いきや、
残念ながら、自分が借りているものは補償対象外となりますので覚えておきましょう。

 

たしかに他人の物を壊してしまったのですが、
それは借りていたものであり、自分が管理している状況だったわけです。
こういった物に関しては、補償を受けることができないんですね。

 

ビデオカメラを壊してしまったのだから、
友達に対して賠償責任が生じるのに、
対物賠償が使えないのはおかしいと思う人もいるかもしれません。

 

でも、これは厳密には賠償責任ではないんですね。
借りて自分で管理していたものを友達に返すことができない
という状況と解釈され、賠償責任が生じるのではなくて、債務不履行の状態なのです。

 

要するに借りるということは、当然ながら返す約束もしてあるわけです。
でも、その返す約束(債務)を、果たせなくなってしまったということなんです(不履行)。

 

対物賠償保険は債務不履行に対する保険ではありませんので、
補償対象外となってしまうんですね。

 

借り物にも保険をかけておきたい場合は
受託物賠償責任保険を契約しておく必要があります。