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■ ■ ■                 [GANESHA guest house]
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●●●今週の詩人○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
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一杯のチャーイ(ミルクティー)

インドではチャーイ屋は何処にでもいるもの。
一杯、2〜4ルピーで私を幸せの渦へと巻き込んでくれる。
街端で、ホテルの中で、電車の停車中でと様々な所に現れる彼等はいつ
も私の旅を楽しませてくれた。

私が惚れ込んだチャーイ屋はカルカッタにあった。
ホテルマリアの横に彼の出す店はあった。
店と言っても質素なモノでテントの屋根があるだけである。
彼の年令、推定12歳。
彼は朝早くから営業していたので早起きの私にはとても助かった。
そんな幸せな日々は長くは続かないモノで・・・。

「いつも朝早いね。まず一杯くれろ。」
「ドゥールピー。」
「今日は日本に帰る日だよ。」
「今度はいつ来る?」
「カルカッタにかい?それは分からない。日本での生活もあるし、
だいたいすごく遠いだよ、ジャパンは。」
「僕はいつもココにいる。いつまでも。」
「じゃあ、また来た時はまっ先にココに来るよ。」
「じゃあ、また。フィルミレンゲー。」
「フィルミレンゲー。」

私はカルカッタの国際空港に向かう。
彼は言った。『僕はいつもココにいる。いつまでも。』
いつまでも?そんなワケは無い。
いつかどこかに行くはずだ。
自分の店を持つにしろ、違う街に移動するにしろ、あの場所からは離れ
るはずだ。
私も簡単にあの場所に行く事を言ってしまった。
果して、もしまたインドに行く事になりあの場所へ行く事になったら、
彼はまた美味しいチャーイを飲ましてくれるだろうか。
おそらくまた美味しいチャーイを作っているに違いない。
その根拠は無いが、ただ彼の言ったコトバには重みがあった。
『いつまでも。』

彼は両親が分からない。
覚えているのはこのサダルストリートでチャーイ屋をしていたじいさん
に付いて回っていた事だけ。
じいさんは彼に店を預けてどこかへ行ったらしい。
彼はじいさんを待つ。
『いつまでも。』

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コメント
恥ずかしながら第1号は自分のを載せてしまいました。
感想いただければ幸いです。来週からは皆さんのを紹介させていただき
ます。
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編集人●古淵 卓也
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